アーユルヴェーダ



「アーユルヴェーダ」と聞いて新しいエステ方法と思っている人がいるかもしれませんが、これは世界三大医学の一つで、中国の漢方と同様に世界保健機構(WHO)によって公式に承認されているものです。西洋医学が治療に重点を置いているのに対して、アーユルヴェーダは予防医学的発想が流れています。この呼び名自体もサンスクリット語で生命を表すアーユスと科学を表すヴェーダが合わさって出来たものです。

デトックスは、実はこのアーユルヴェーダが元祖ともいえます。アーユルヴェーダではアーマという毒素が体内に溜まるとされ、このアーマによってドーシャが乱れて病気にもなるとされているのです。
ちなみにアーマの反対語にオージャスがあり、食物が完璧に消化されることにより体内生産されるとされます。
アーユルヴェーダではこのすべての元気の源であるオージャスを食べ物によって生成することが目標。
聞きなれない言葉が並びますが、アーマとは消化されずに体内に残ったものを指します。アーマは排出されることなく血管や腸の壁にこびりついて詰まらせたりもする毒素そのものです。まるで動脈硬化を起こすコレステロールのようですね。
そしてドーシャ。これは「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」という生命エネルギーの組み合わせをいいます。人間の体質もこの組み合わせによって決められるとされ、バランスが崩れることで病気や変調につながるそうです。
この3要素の組み合わせには個人によって強さに違いがあり、それに合わせた食生活や病気の治療法があると考えられています。

風のエネルギー「ヴァータ」

風のエネルギー「ヴァータ」体質の人は食欲にはムラがあり甘いもの、酸っぱいもの、塩辛いものが好きです。食事のバランスをとるためには辛いもの、体を冷やすような冷たい物や生ものは控えるようにしてください。

火のエネルギー「ピッタ」

火のエネルギー「ピッタ」体質の人は辛いものと酸っぱいものも控えるようにしましょう。また体を熱くするものはよくないので、体を冷やすといわれる食べ物を積極的にとること。とくに夏場はよけい汗をかくような激辛カレーなどは止めて、サラダをたくさん摂ってください。もちろん体がほてるアルコールはあまり摂らない方がよいです。

水のエネルギー「カパ」

水のエネルギー「カパ」体質の人は油っこい食事、甘いもの、乳製品などの消化が悪いものは避けてください。なるべく消化のいい軽い食事で過ごすようにしましょう。よく体を動かして、冷やさないことも大切です。

自分がどの体質かを知るにはWEB上での診断サイトを利用しましょう。
参考サイト : ハーブの風 http://www.tradmedicine.com/