生活リズム

「解毒」という意味を持つデトックス。 では人間はどこから毒素を排出していると思われますか? たぶんお察しのとおり、尿と便によってほとんどの排出がなされています。便7割、尿2割くらいだと考えておきましょう。 このことから便がいかに大きな排出口かがわかりますね。こうなると便秘がデトックス生活の天敵といわれることもご理解いただけるでしょう。それに体内に便がとどまっていることは余分な毒を体に増やすことにもなってしまいます。そんな恐ろしい便秘にならないためにはどうしたらいいのでしょうか?

食事や排便の時間を身体に覚え込ませる

もちろん食物繊維の多い食生活や腸を刺激する適度な運動も大切です。しかしここでは生活リズムといった方法を取り上げてみましょう。 自分やお子さんが幼稚園保育園に行くときに朝の排便習慣をつけるように言われた記憶はありませんか? これも生活リズムをつけることで排便をスムーズにできるようにすることの一環。人間の体は習慣にとても慣らされる生き物です。この時間は排便をする時間だと覚えこませることで自然と排便をするためのシステムが体内に作られていきます。そのためには一定の時間にご飯を食べるなどの前段階の準備もかかせません。

朝食前に少しの運動を取り入れる

また朝食前に少し運動を取り入れることで腸の動きを活発にできます。便秘がちな方は試してみてください。 便秘に効くヨガのポーズならその場でカンタンにでき、忙しい朝にも取り入れやすいはず。たとえば胎児のポーズは別名ガス抜きのポーズともいわれるものですが、仰向けになって両膝を抱え込むだけのとてもお手軽なヨガなのでオススメです。

水をたくさん摂取する

そしてデトックス生活中には1日2リットルのを摂取することが望ましいといわれます。これも排便や排尿を促すための準備。無害なをたくさん入れることで、有毒なものを排便排尿時に一緒に押し流してしまおうという考え方なのです。

太陽の光を浴びて体内時計をリセットする

同じように朝スッキリと目覚めることも重要でしょう。覚醒がしっかりできなければ、胃や腸が眠ったままになりよい働きをしてくれません。生活が不規則だと目覚めが悪いという人も多いはず。そんなときは太陽の光を朝浴びることで体内時計がリセットされます。目に入る朝日が体内リズムを調節するホルモンである「メラトニン」の生成を促してくれるからです。夜型の人でもこの朝日を浴びる行為を続けることが生活リズムの調整に役立ちます。

こうして考えてみると規則正しい生活が健康にいいといわれるのもわかります。しかし忙しい人にとって、無理矢理規則正しい生活を作りだそうとしてもそれがストレスになる可能性があります。すべてを実行するのではなく、取り入れやすいものから試していくくらいのラクな気持ちで始めてみましょう。