運動

ほかの人と同じように運動しているのになかなか痩せないというお悩みをお持ちの方は結構いらっしゃるようです。その原因は体内の「毒」に起因しているのかもしれません。毒とは体内に含まれる水銀や鉛やカドミウムなどの不要で有害なミネラル物質のこと。これらの毒が体内にあると、せっかく運動しても毒の少ない人に比べて効果が抑制されてしまいます。つまり体内の脂肪を燃やすための酵素の働きを毒が阻害している可能性があるわけです。

もしかして運動をしていてもすぐに疲れやすいということがありませんか? 運動をする効率だけでなく、実は体内の毒は運動による疲れも増長させてしまうようです。同じ運動を行ったあとに乳酸値を計ってみると、毒をもっている人の方の乳酸値が高い結果が出ています。乳酸は疲労物質と言われるものですが、毒はこの乳酸の分解さえも妨げてしまうのです。そのために疲れが抜けなかったり、早く疲れたりしてしまい、継続して運動を続けることへの意欲もそいでしまいます。 これではせっかく運動してダイエットしようと思っていても、毒が多ければ効果はあがりにくいし、人より疲れやすいと悪いこと尽くめ。そのためにまずはその体内の毒をデトックス生活でなるべく排出することがダイエットへの近道といえそうです。 ここで気をつけなければいけないのが「デトックス生活をしてから運動」ということではなく「デトックス生活をしながら運動」ということです。「どうせ効果があがらないから体から毒が出て行くまで運動はしなくていい」というわけにはいきません。なぜならデトックス生活の中自体に運動もあるからです。

効果的な運動

デトックス生活の中での効果的な運動としては、なにも激しいスポーツを要求されるわけではありません。むしろリンパの流れをよくするようなリンパマッサージなどの軽い運動がおすすめ。リンパ液はマッサージなど周辺からの刺激により、流れが促されます。こうしてリンパの流れがよくなることによって毒を排出するシステムがうまく機能するでしょう。刺激がリンパのポンプ役ともいうべき「筋肉の収縮運動」になるわけです。とくに入浴時には体全体に圧がかかってポンプの役割を果たし、リンパマッサージがより効果的になります。あまり力強くすると逆効果になるので、なでるようにリンパの流れにそって手の平を動かしましょう。一番リンパの流れがつまるのが太もものつけ根。そこに両手をあてて外側から内側に向けてさすってみてください。これだけでもリンパの流れがスムーズになってくるはずです。またヨガもデトックス生活に取り入れたい運動習慣のひとつです。