便秘と毒素の関係

私たちの身体で一番毒素がたまる場所はどこでしょう。それは、腸なのです。身体は本来、自分で毒素を排出する機能を持っているのですが、便が大腸にたまっていると悪玉菌がどんどん繁殖し、毒素が増えてしまいます。毒素が増えると排出機能が働きにくくなって便秘に、それがさらに毒素を増やして行くという悪循環になるのです。

便秘の原因には運動不足や精神的なストレス、不規則な食事があげられます。食物繊維の不足や、ダイエットによる小食や水分の不足も便を固くし、便秘の原因となってしまいます。2〜3日に一度の排便でも、苦痛を感じなければ便秘とは言えませんが、毎日排便があっても苦痛があったり残便感がある場合は、便秘だと考えられます。

便秘による問題点

便秘になると、排便に時間がかかったり苦痛を伴うのはもちろん、お腹が張ったり、肩こりや腰痛になったりします。肌荒れや吹き出物が出たり、イライラしたりということも。これも腸内に便がたまることによって悪玉菌が繁殖し、毒素を体中に撒き散らしているからなのです。悪玉菌は、腸内で腐敗物質を作り出すので、放っておくとガンやポリーブ、アトピーなど、他の病気も引き起こしかねません。また、新陳代謝も悪くなるので、ダイエットをしてもなかなか痩せない身体になってしまいます。

つまり、便秘を解消するということは、毒素を身体にためこむ状態を解消するということなのです。便秘を解消し、毒素を身体の外に出してあげることで、身体の機能は正常に戻り、新陳代謝もよくなることに。代謝機能が高まれば、脂肪も燃えやすくなるので、自然と体重も落ちやすくなるでしょう。なんといっても、身体が毒素を排出する機能の75%が便からの排出。便秘の解消は、デトックスの第一歩なのです。

便秘を解消する方法は、まず食生活の改善。食物繊維や水分 を充分取ること。適度な運動や、ストレスをためないような生活をおくることも大切ですね。サプリメントを効果的に取ることもよいでしょう。宿便などを排出し、腸内の大掃除をしてくれる腸内洗浄も最近注目されています。